歯科矯正が痛いのはあたりまえ?痛みが出たときの4つの対処法と注意点
投稿日:2022年3月23日
カテゴリ:スタッフブログ
「歯科矯正を始めたいけど、痛みに耐えられるか不安」と治療を躊躇している方や、 もう既に治療の痛みを感じていて「今すぐにでも処法が知りたい!」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。 歯科矯正で痛みが起こる理由や対処法、注意点も含めて分かりやすくご紹介します。 お悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
歯科矯正はなぜ痛い?痛みの感じやすさ第1位は「ワイヤー矯正」
歯科矯正は、少しずつ歯に圧をかけて動かす治療です。 歯に圧をかけると、同時に歯の周囲の組織にも圧がかかるため、痛みが発生します。
ワイヤー矯正は痛みを感じやすい
歯の表面に装置をつけてワイヤーを通すワイヤー矯正は、取り外しができないため「痛いから休む」ということはできません。 マウスピース矯正と比べるともちろんのこと、同じワイヤー矯正であっても、裏側より表側の方が動かしやすく、その分痛みを感じやすい傾向にあります。
ワイヤー矯正は仕上がりが最もキレイな方法でもある
取り外しができないからこそ、後戻りや余計な動きが起こらないため、他の治療法に比べると仕上がりの良さや治療期間が短いなどのメリットがあります。
痛みの強さは人それぞれ
痛みの感じ方には個人差があるため、ワイヤー矯正でも痛みを感じにくい方、マウスピース矯正で強い痛みを感じる方もいらっしゃいます。
歯科矯正で痛みを感じやすいタイミングは?
矯正治療をはじめるとどのタイミングで痛みを感じやすいのか、気になる方も多いのではないでしょうか。 痛みを感じやすいタイミングは以下のとおりです。
・矯正治療を始めたばかり
・調整直後から約1週間
・歯肉が腫れているとき
・口内炎ができたとき
・飛び出たワイヤー部分が歯肉に当たっているとき
歯科矯正で痛みが出たときの4つの対処法と注意点
1.鎮痛剤を服用する
ロキソニンやバファリンなど、市販のものでも効果はあります。 ただし、胃腸障害のリスクがあるため、飲みすぎには注意しましょう。
2.お湯を口に含む
治療に使用するワイヤーの特性上、温めることで締め付ける力が弱くなります。 対象はワイヤー矯正のみです。 マウスピース矯正の場合、装置の変形が起こるため禁止されています。
3.専用のワックスを使用する
歯の表面にある装置が粘膜に触れて傷ができたときや、その予防に効果があります。 ワックスで装置を覆って、粘膜と装置が直接接触しないようにする方法です。
4.食事は柔らかめのものを選ぶ
痛みが強い間は、無理に食感のあるものを食べる必要はありません。 「おかゆ」や「うどん」など、できるだけストレスなく食べられる食材を選びましょう。
ワイヤーが飛び出ているときは早めに歯科医院へ
ワイヤー矯正では、治療中にワイヤーが飛び出てしまい、粘膜に当たって痛みを感じることがあります。 無理に取ったり、動かそうとすると装置が外れてしまう恐れがあるため、気づいたら出来るだけ早めに歯科医院ではみ出た部分を切ってもらいましょう。
歯科矯正の痛みは正しい方法でコントロールすることが大切
矯正治療の痛みは、実際に経験した人にしか分からない痛みといっても過言ではありません。 なかには、周囲になかなか理解してもらえずに一人でストレスを抱えてしまう方もいらっしゃいます。 治療期間が長い矯正治療だからこそ、痛みの対処法を正しく理解し、できるだけストレスの少ない生活を心掛けることが大切です。 ぜひ、鎮痛剤の服用やお口の中を温める、ワックスの使用など、ご自身の状況に合った方法をお試しください。
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